【人前式の誓いの言葉】ふたりらしい誓いは「ラブレター」のように

更新日:9月21日
こんにちは!フリーウェディングプランナーの鶴野蒔咲子(つるのまさこ)です。
人前式をすることになって、いざ「誓いの言葉」を考えようとすると、
「何を言えばいいんだろう?」
「例文を見ても、なんだか自分たちらしくない」
「そもそも結婚式では、何を誓えばいいの?」
と、意外と悩んでしまうものです。
実際、私もお客様から
「誓いの言葉って、何を書けばいいですか?」
「何かサンプルはありますか?」
と聞かれることがよくあります。
もちろん、誓いの言葉に正解はありません。
でも、もし何を書けばいいのかわからなくなったら。
私はいつも、
「これから一緒に人生を歩んでいく相手への、ラブレターだと思ってみて」
とお伝えしています。

人前式の誓いの言葉は、自由に考えていい
人前式は、特定の宗教や形式にとらわれず、大切な家族や友人などに見守られながら、ふたりが結婚を誓う挙式スタイルです。
だからこそ、誓いの言葉にも決まった形はありません。
たとえば、
ふたりで一緒に考えた誓いを、ゲストに向かって読み上げる
新郎新婦が交互に一つずつ約束をする
家族や友人から問いかけてもらい「はい、誓います」と答える
それぞれが相手への誓いを手紙にして読み合う
など、いろいろな方法があります。
どれが正解ということではなくて、
「誰に、何を誓いたいのか?」
から考えてみると、ふたりに合った形が少しずつ見えてきます。
私が好きなのは「誓いの手紙」
いろいろな人前式をつくってきましたが、私が個人的に好きなのは、それぞれが相手に向けて手紙を書き、当日読み合うスタイルです。
私はこれを「誓いの手紙」と呼んでいます。

なぜ好きなのかというと、誓いの言葉が単なる挙式の“進行のひとつ”ではなく、
「この人と、これからどう生きていきたいか」
を相手に伝える時間になるから。
普段は照れくさくて言えないことも、結婚式という節目だからこそ、言葉にできることがあります。
そしてその言葉を、家族や友人たちが見守ってくれている。
私は、人前式のすごくいいところだと思っています。

人前式の誓いの言葉、何を書けばいい?
「ラブレターと言われても、それが難しいんです!」
という人もいますよね(笑)
そんなときは、いきなりきれいな文章を書こうとしなくて大丈夫。
まずは、こんなことを考えてみてください。
「相手のどんなところが好き?」
「一緒に過ごしてきた中で、感謝していることは?」
「この人と結婚しようと思ったのは、なぜ?」
「これから、どんな夫婦でいたい?」
「大変なことがあったとき、どうやって一緒に乗り越えたい?」
「10年後、20年後、ふたりでどんなふうに笑っていたい?」
「これから一緒にやってみたいことは?」
全部に答える必要はありません。
ひとつだけでも、ふたりの間にある具体的な出来事を思い出してみると、少しずつ言葉が出てくると思います。

上手な文章じゃなくていい!!!
誓いの言葉を考えていると、
「感動することを書かなきゃ」
「結婚式らしい文章にしなきゃ」
と思ってしまう人もいるかもしれません。
でも私は、そんなに立派な文章じゃなくていいと思っています。
たとえば、
「あなたとこれから生きていくことを楽しみにしています」
でもいいし、
「喧嘩しても、ちゃんと話をしよう」
でもいい。
「年に一度はふたりで旅行しよう」
でも、
「おじいちゃん、おばあちゃんになっても一緒にくだらないことで笑っていよう」
でもいい。
大切なのは、“結婚式らしい言葉”を書くことではなくて、
「私はあなたと、こうやって生きていきたい」
という気持ちが、自分の言葉になっていることだと思います。
誓いの言葉は、ふたりで考えても、秘密にしてもいい
誓いの手紙の内容を、当日までお互いに秘密にするのも素敵です。
当日初めて相手の言葉を聞くからこそ、その瞬間にしか生まれない表情があります。
逆に、
「こういうことを誓いたいね」
「私たちは、どんな夫婦になりたいんだろう?」
と、準備期間にふたりで話しながら考えるのもいい。
結婚式の準備というと、会場を決めたり、料理を選んだり、衣装を決めたり。
どうしても「決めること」がたくさんあります。
でも、せっかく結婚式をするなら、
これまでのふたりのことや、これからの人生について話す時間も、準備の中にあっていいんじゃないかなと思っています。

私自身も、結婚式で「誓いの手紙」を読みました
ちなみに私も、自分の結婚式では夫と誓いの手紙を読み合いました。
結婚式から10年以上経った今も、その手紙は大切に残しています。
もちろん、結婚したときに思い描いていた通りの毎日ばかりではありません(笑)
一緒に暮らしていれば、いろんなことがあります。
それでも、
「あのとき、この人とこんなふうに生きていこうと思っていたんだな」
と振り返れるものが残っていることは、私にとって結構大きなことです。
だから私は、お客様にも誓いの言葉を「その日だけのもの」にしてほしくないなと思っています。

誓いの手紙は、形に残る一枚に
実は昔、ある新郎さんが誓いの言葉を、ノートからビリッと破った紙に書いてきたことがありました(笑)
でも、そこに書いてあった言葉は、とても素敵だったんです。
新郎さんは、
「自分の気持ちをノートに書いていたら、そのまま誓いの言葉になった」
と話してくれました。
きれいにまとめようとした文章ではなく、自分の中にあった気持ちを書いただけ。
だからこそ、すごくその人らしい誓いでした。
ただ私は、
「こんなに大切な言葉なのに、この紙のままじゃもったいない!」
と思って(笑)
持っていたグリーティングカードに清書してもらいました。
それ以来、私がプロデュースする結婚式では、会場の雰囲気やウェディングコンセプトに合わせて誓いのカードを選び、おふたりにプレゼントしています。

結婚式が終わったあとも、ふとしたときに読み返せるように。
その日の気持ちごと、残しておけるように。
「ふたりらしい誓い」は、特別なことを言うことじゃない
「ふたりらしい結婚式」と聞くと、何か人と違うことや、珍しい演出をしなければいけないように感じるかもしれません。
でも私は、そういうことではないと思っています。
人前式の誓いの言葉も同じです。
誰も聞いたことのない誓いを考える必要はないし、無理に面白くする必要もありません。
ふたりがこれまで一緒に過ごしてきた時間があって、
その先に、これから一緒に歩んでいきたい人生がある。
そこから出てきた言葉なら、それだけでちゃんと「ふたりらしい」。
人前式の誓いの言葉に迷ったら、例文を探す前に一度、目の前にいる相手のことを考えてみてください。
「この人に、今だから伝えておきたいことはなんだろう?」
そこから始めてみると、ふたりだけの誓いの言葉が見つかるかもしれません。

人生があって、結婚式がある。
LES VOUSでは、フリーウェディングプランナー鶴野蒔咲子(つるのまさこ)誓いの手紙が、おふたりの人生や価値観に向き合いながら、一組一組のオリジナルウェディングをプロデュースしています。
「人前式をしたいけれど、どんな挙式にしたらいいかわからない」
「自分たちらしい誓いの形を一緒に考えてほしい」
そんなところからでも大丈夫です。
ふたりにとって、結婚式の日だけではなく、その先にも残っていく時間を一緒につくれたら嬉しいです。




コメント