【フォトウェディングって、何から決める?】ふたりらしい写真を残すための作り方

更新日:11 時間前
こんにちは!フリーウェディングプランナーの鶴野 蒔咲子(つるの まさこ)です。
「フォトウェディングをしたいんですが、まず何を決めたらいいですか?」
そんな相談をいただいたとき、私はいきなり撮影場所や衣装の話はしません。
東京駅、海、公園、スタジオ。SNSを開けば、素敵なウェディングフォトはいくらでも見つかります。
でも、その写真を見つけて「これと同じように撮りたい」と当てはめていくだけなら、その写真は、本当にふたりの写真なんだろうか?と思うんです。
フォトウェディングは、カメラマンを手配して、ドレスを着て、人気のロケーションに行けば完成するものではありません。
せっかく時間とお金をかけて写真を残すなら、その一日も、残る写真も、ふたりにとってちゃんと意味のあるものにしてほしい。
私が最初に考えるのは、
「撮影の日を、ふたりにとってどんな一日にしたいか」
「特別な一枚が、ふたりにとってどんな写真であってほしいか」
今日は、フォトウェディングと前撮りの違いといった基本的なところから、撮影場所の選び方、そして私が実際にどうやって「ふたりらしいフォトウェディング」をつくっているのかまでお話しします。

|フォトウェディングとは?前撮り・後撮りとの違い
フォトウェディングとは、一般的に挙式や披露宴を行わず、ウェディングドレスや和装などの婚礼衣装を着て、写真撮影そのものを結婚の記念として行うスタイルのこと。
一方、「前撮り」「後撮り」は結婚式を行うことを前提として、その前後に別日で撮影するものです。
フォトウェディング | 前撮り | 後撮り | |
結婚式 | 行わない場合が中心 | 行う | 行う |
撮影時期 | 自由 | 結婚式の前 | 結婚式の後 |
主な目的 | 結婚の記念・お披露目 | 結婚式での使用・記念 | 結婚式後の記念 |
写真の用途 | アルバム・SNSなど | 招待状・ウェルカムボード・ムービーなど | アルバム・結婚報告など |
撮影すること自体は似ていますが、「何のために撮るのか」が違います。
特に前撮りの場合は、写真を招待状やプロフィールブック、ウェルカムボードなどに使用することも多いため、結婚式全体の準備スケジュールから逆算することも大切です。
|フォトウェディングは「外で撮る?中で撮る?」
撮影方法は、大きく分けると「ロケーション撮影」と「スタジオ撮影」があります。
ロケーション撮影
海や公園、街中、思い出の場所など、屋外を中心に撮影する方法です。
一番の魅力は、その場所そのものを写真に残せること。
季節や時間帯によって光や街の表情が変わるので、歩いたり、話したり、時には寄り道したりしながら撮影することで、その日の空気まで残すことができます。
一方で、天候の影響を受けやすく、場所によっては撮影許可や申請料が必要。
移動時間や着替え場所、ヘアメイクのお直しなども考える必要があります。
スタジオ撮影
フォトスタジオやハウススタジオなど、屋内で撮影する方法です。
天候や気温に左右されにくく、ライティングや背景などをコントロールしやすいのが大きなメリット。
移動が少ないため、短時間で撮影したい方や、暑さ・寒さが厳しい季節にも向いています。
一方で、撮影できる背景や空間はスタジオによって決まります。
だからこそ、ロケーションとスタジオのどちらが優れているという話ではなく
「どんな写真を残したいか」「どんな一日を過ごしたいか」によって選ぶことが大切です。
|実は、最初に決めるのは「撮影場所」じゃない
ここからが、私が一番伝えたいところ。
フォトウェディングを探し始めると、
「東京駅で撮りたい」「海で撮りたい」「このスタジオのこのセットで撮りたい」
と、どうしても「場所」や「写真」から考えがちです。
もちろん、それも間違いではありません。
でも私はその前に、
撮影の日を、どんな一日にしたい?
というところから考えます。
どんな場所にいるとふたりは楽しいのか。 どんな服を着ると自分たちらしくいられるのか。 何をしているときに自然に笑うのか。
そして、
10年後、20年後、どんな一枚を部屋に飾っていたい? スマートフォンの待ち受けにしたくなるのは、どんなふたり?
そんなことを一緒に考えていきます。
そこからロケーションを探し、衣装を考え、カメラマンやヘアメイクに 「このふたりはどんなふたりなのか」を共有します。
だからLES VOUSでは、決まった撮影プランにふたりを当てはめるのではなく、ふたりから撮影プランをつくります。
初めて会った日のような一日を。「YOU BE YOU」
以前プロデュースした「YOU BE YOU」というフォトウェディングです。
GREEN SPRINGSで撮影する新郎新婦|立川でのフォトウェディング お揃いのドクターマーチンとウェディングブーケを写したフォトウェディングの一枚 GREEN SPRINGSの赤い公衆電話で楽しそうに撮影する新郎新婦 ふたりの愛車ミニクーパーと一緒に撮影したフォトウェディング 初デートで訪れた立川のカフェで向かい合う新郎新婦 国営昭和記念公園の紅葉の中を手をつないで歩く新郎新婦 国営昭和記念公園で古着コーディネートを楽しむ新郎新婦のフォトウェディング 国営昭和記念公園のイチョウ並木で撮影する新郎新婦のウェディングフォト 夜の公園で木々にLEDライトを灯して撮影した幻想的なウェディングフォト
初めて会った日のことが、ふたりにとって特に大切な思い出。
ふたりとも一緒にいることが楽しくて、気づけば夜まで一緒に過ごしていたそうです。
そんなお話を聞きながら、初めてのデートで訪れた場所や、お互いのどんなところに惹かれたのか、好きなものや普段のふたりのことを聞いていきました。
ファッションが大好きな花嫁。特に古着のコーディネートが得意だったことから、古着を取り入れた婚礼コーディネートを5スタイルつくることに!
そして撮影も、昼から夕方、夜へ。
GREEN SPRINGSや街の風景から始まり、国営昭和記念公園の広場やイチョウ並木へ。
夜にはライティングを使って、昼間とはまた違った雰囲気の撮影を楽しみました。
一日の時間の移り変わりごと、そのまま写真に残していくような撮影です。
「映える場所を何ヶ所回るか」ではなく、
ふたりの物語から、撮影の一日をつくったフォトウェディングです。
初デートの浅草ではなく、渋谷で撮影した理由
渋谷での前撮り中にクラフトビールで乾杯する新郎新婦 渋谷の街中の階段に座って寄り添う新郎新婦の前撮り サングラスをかけて渋谷の街を歩く新郎新婦のウェディングフォト 渋谷のカラフルなストリートアートを背景に撮影する新郎新婦 ヴィンテージのレザージャケットを羽織った新郎のポートレート 渋谷の自動販売機の前に座って笑い合う新郎新婦の前撮り カラフルなブーケを持つ花嫁の渋谷でのウェディングフォト 渋谷のレンガ壁の前で寄り添って笑う新郎新婦 ヴィンテージのレザージャケットを取り入れたコーディネートで渋谷の街を歩く新郎新婦
「THE HEARTY BOND!! ~Pre Wedding Shooting~」では、最初におふたりから出ていた候補は、初デートの場所でもある浅草でした。
話を聞いていくと、ふたりが好きなのは「昼飲み」。
さらにその“昼飲み”も、下町のレトロな居酒屋を巡るような雰囲気ではなく、流行やファッションを楽しみながら、明るい時間から自由に飲むような過ごし方。
「だったら、浅草じゃないかもしれないね」
そうして選んだのが、渋谷でした。
衣装は、新婦のお母様から贈られたヴィンテージのレザージャケットを主役にコーディネート。
そのスタイルで渋谷の街を歩いて、笑って、飲んで。
“初デートの場所を再現する”より、“ふたりが好きな感覚を再現する”。
そのほうが、このふたりらしい写真になるんじゃないかな?とご提案したところ、これがしっくりはまりました!
|フォトウェディング、何から考えてみる?
ここまで読んで、「じゃあ私たちはフォトウェディングを何から考えよう?」と思った方へ。
まずは、撮影場所や衣装を探す前に、ふたりでこんな話をしてみるのもおすすめです。
ふたりで過ごしていて、楽しいのはどんな時間?
思い出に残っている場所や出来事は?
お互いの「この人らしいな」と思うところは?
好きな服や音楽、食べ物、街は?
撮影の日は、どんな一日にしたい?
何年後かに見返したとき、どんな写真が残っていたら嬉しい?
全部に答えが出なくても大丈夫✨
話しているうちに「そういえば、あそこよく行ったよね」と思い出したり 「それ、私たちらしいかも」と気づいたり。
そこから撮影場所や衣装を考えてみると、選び方も少し変わってくると思います。
フォトウェディングだからといって、必ずしもドレスを着て、有名な撮影スポットへ行く必要はありません。
せっかく時間とお金をかけて残すなら、その一日も、その一枚も、ふたりにとって意味のあるものに。
LES VOUSでは、そんなところから一緒にフォトウェディングをつくっています。
|そして、もうひとつ。ロケーション撮影で考えておきたいこと
実は今日、11月に結婚式を控えているお客様の前撮りを予定していました。
ところが台風の影響で、撮影は10月へ延期に😨
「じゃあ別の日に撮ればいいね!」で終わればいいのですが、前撮りの場合はそう簡単でもありません。。
今回も、招待状に使う予定だった写真が使えなくなったり、結婚式準備のスケジュールを組み直したり。 さらにロケーション撮影は平日に行うことも多いため、おふたりには仕事のお休みも再調整していただくことになりました。
前撮りの日程って、実は「撮影できる日」だけで決めないほうがいいんです。
ということで次回は、雨天延期や写真を使いたいアイテムの制作時期なども含めて
「前撮りの日程を決めるときに考えておきたいこと」をまとめたいと思います!




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