長崎くんちの伝統に触れて考えた、受け継ぐということ

こんにちは。 フリーウェディングプランナーの鶴野蒔咲子(つるのまさこ)です。 今日は、長崎くんちの伝統のお祭りについて書きたいと思います。
長崎くんちの伝統
私の地元・長崎では、毎年10月7日から9日まで、諏訪神社の秋季大祭「長崎くんち」というものが行われます。
1634年に始まったとされ、長崎の町を挙げて催される、約390年の歴史を持つお祭りです。
奉納踊は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。

踊町に7年に一度巡ってくる大役。各町が趣向を凝らした演し物を奉納し、奉納踊や神輿の移動、街中を巡る庭先回りなどで、長崎の町は朝から晩まで熱気に包まれます。
今年43歳になる私には、大切な幼馴染がいまして。 彼が、今年踊町を務めた油屋町の川船で、根曳頭として参加しました。 彼の息子くんも船頭として参加する、親子にとって今回限りの貴重な機会。
これは帰省しないわけにはいかないと思い、6日間、長崎に帰りました。

八坂神社の桟敷席で見た、幼馴染の姿
10月8日の中日。
友人が事前に買ってくれていた八坂神社の桟敷指定席で、奉納踊を見ました。
目の前で披露される演し物の華やかさはもちろん、その場に立つ姿に、涙が止まりませんでした。
大切な友人が、根曳頭として仲間を率い、祭りに全身全霊で向き合っている。
その息子も同じ川船に加わり、親子で一緒にこの大役を担っている。
その光景を目の前にして、うまく言葉にできないほど胸がいっぱいになりました。
長崎くんちは、祭りの数日間だけでできあがるものではありません。
踊町の人たちが長い時間をかけて準備し、仲間と力を合わせ、受け継いできたものが、あの場で形になる。
幼馴染の姿を通して、その重みを感じました。
伝統を受け継ぐことについて考えた
10月9日の朝、私は長崎を発ったので、祭りのフィナーレとなる「お上り」は見ることができませんでしたが 帰る前に幼馴染へ感謝の気持ちを伝えました。
私が心を動かされたのは、伝統をただ昔の形のまま守ることではなく 大切なものを見失わずに、新しいものも取り入れながら次の世代へつないでいく姿勢です。
受け継ぐことには、覚悟や忍耐がいる。 それでも、仲間と力を合わせて続けていく人がいるから、伝統は今も生きたものとして、次の世代へ手渡されていくのだと思いました。
これは、私自身の仕事や生き方にも通じることで。
結婚式でも、決まった形式をそのままなぞるのではなく、ふたりが大切にしたいものを見つけ、その想いが伝わる形にしていきたい。
今回の長崎くんちは、そんな自分の信条をあらためて確かめる時間にもなりました。
そして、長崎の空気や人、町の景色に触れて、地元がとても恋しくなりました。
最高にかっこいい姿を見せてくれてありがとう。
親子で川船に参加する姿を見届けられて、本当によかった。




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